2016年6月1日水曜日

住民ではなく“市民”なんだ。と意識が変わったキッカケ

村田です。

今日も何気なくつけたNHKあさイチのテーマ、“いつかあなたも?イマドキ“シングルライフ”。
私も“仕事か、結婚か?”迷いに迷って30代後半の結婚だったし、
出産もあまり前向きではなかったし、
友人には
子供を産まない選択をしている夫婦も多いし、
40代シングルの人も多い。身内もだ。
他人事ではないテーマだったなあ…。

さて
ライフオーガナイザーを3月~お休みしてから、
新たに学びを深めようと、4月から始めた事があります。

それは、かわのゆみこさんのソーシャルプランナー®育成支援講座
講座の概要はかわのさんのブログ(→コチラをご覧ください。

私は第9期。
とても個性的だなあ…と思う面白いメンバー達12名と学び舎マムで学んでいます。

約1年程前から、何となく気になっていたものの…
1年に1度しか募集が無く、タイミングが合わなかったこと。
「自分には合わない!必要ない!面白くない!」と思ったら、
すぐに見切りをつけてしまう自分の性格上、
約1年間かけて学ぶこの講座の受講に、なかなか踏み切る事ができませんでした。

でも、
1年前の、
訳の分からない“貿易ゲーム”に飛び込み参加した時のようなキモチ、のような感じかな?
私はきっと好奇心が勝れば
「訳のわからないもの」に対する恐怖心はあまりない、です。

一方、夫&娘は慎重派で保守的、本当に我が家は助かってます。

ソーシャルの同期は多忙な人が多く、
まだ全員、そろった事がありません。
他の会場からも受講生が振替にくるので、
毎回、自己紹介で「受講動機」を1人ずつ話してから、授業を開始しています。

もう2回したけれど、
毎回話すことが違う事に、自分でも驚いているので
ここで多くを語るのは、もう止めておきます(汗)。


ですが、
毎回、最初に申し上げるのは
「かわのさんとの初対面は『1分間ドラッカー』読書会@瀬戸。
そこでの話がいろいろ面白かったから、
かわのさんから、ちゃんとステップを踏んで理論を学びたいと思ったのがきっかけ。」
という1言です。

講座の内容は、
■第1回目(4月)
「オリエンテーション」「インタビューゲーム」で、受講者同志を理解することからスタート。

■第2回目(5月)
「子育て支援の歴史的背景」「社会の仕組みを知る」

ここでは、学生時代の歴史の授業のように
江戸時代までさかのぼり…
*時代背景
*子育て環境の変化
*国が定めている法律の改正
*地域子ども・子育て支援事業の種類
*子育て支援研究の変遷
*日本の現状(少子化・晩婚化・晩産化・児童虐待…)
を学びました。

私が驚いたのは、
親が子に対する教育能力は年々低下していたり、
環境の変化(情報量の変化。核家族化や孤育てなど)で、昔より子育てが難しくなっていること。

「学校に任せれば子供は安心」
「学校が責任をもって教育してくれるのが当然」
「学校がダメなら、他のプロに任せればいい」と思っている親は多いけれど

国としては、“家庭教育”の重要性を掲げていて
(文科省のHPより。これがこの講座でいう家庭教育と完全に一致しているか?は
6月に再度かわのさんにお聞きしたいと思います。)
子供は社会全体で育むもの、と言いつつ
法律上では、
一言で言うと、
「子供の教育は、親が責任をもって面倒を見てくれないと困ります。」
という解釈もできる、ということ。

「我が家はこれから先、このままで大丈夫だろうか…」と、ショックを受けました。

それから、この講義の時
行政との関わり方”についても話を聞きました。
子育て支援団体を立ち上げている人が体験談として、
「何かアクションを起こそうとして、
市役所など、“行政”に相談しに行っても、
たらいまわしにされるし、ちゃんと答えが返ってこない。」
という話題がでました。

前回の宿題、区役所から私が集めた資料の一部です。

その時、
私は以前の職場(大学事務室での窓口対応)とよく似ているなあ…と、
過去の自分を振り返りながら、私は彼女とかわのさんのやり取りを聞いていました。

大学で学生は、
窓口の外から
*職員はヒマそうだなあ(もしくは忙しそうだなあ)。
*声をかけづらいなあ。
*人がいっぱいいて、誰に聞けばいいかなあ。
*同じ島に座っている人は、同じ仕事をしていて、誰に聞いても質問に答えてくれるに違いない!
と、思っている。

でも…
相談される側の事務職員としては
*時期によっては、窓口が空いている間ずっと、1日に50~100人対応している事もある。
*掲示板やHPで情報提供していることは、ちゃんと理解してから来てるよね?
*事前の通知は見た?ガイダンス(説明会)は出席したのかな?
*聞きたい質問は、なるべく、分かり易く簡潔にまとめてきてから欲しいなあ。
*人員削減もあり、専任の担当者。1人で数名のバイトを使って取り組んでいる仕事も多いの。
*質問されそうだと予測している事は、週1か毎朝、
 職員同士で情報共有はしているけど、あえて窓口を1人にしている事もあるよ。
*外から見たら、ヒマそうにみえるかもしれない。でも、私は今、3500人分の履修登録用紙と格闘中。

というように、
相談を始める前からお互いに“かなりの温度差”があります。

当時の私は
*日頃の仕事に追われて、相談に対応するスキルは独学で、技術向上ができていなかったり
*学生が本当に聞きたいことは何なのか?を聞き出す私の能力が低かったり
*質問の意味がだいたい理解できても、学生にとっては私の回答が的外れだったり…

学生はきっと
「早く関係者出せ!」とか
「私が相談していること、わかってくれないのはなんでなんだ!」とか
いろいろ、不満に思っているだろうなあ…。
という空気はガラス越しに感じつつ、

*相談に来る前に、もうちょっと伝えるスキルをつけてほしいなあ…(もうすぐ社会人だし)
なんてことも、うっすら思いながら、仕事をしていました。

当時は「わざわざよそに学びにいく」という発想もなく
独りで、もしくは所属していた課で、学内で、悶々と考えることしかできなかったのです。
なので、今頃になって、
初めて「ああ!こうすれば良かったのかも?」と、色々な話を聞いていて後悔することがいっぱい!


そんな彼女の体験談を受けて
かわのさんはこの日の講座のまとめとして、
行政の人と対等に話をしたい、と思うのであれば、
まずは
今日学んだ法律や専門用語、
その不明だと思った言葉の一つ一つを曖昧なままにしないこと
と、教えてくださいました。

私は毎日、新聞もろくに読んでない不勉強な専業主婦の1人。
ソーシャル講座には、すでに多くの先輩がいますので、
かわのさんや同期だけでなく、
これから色々な方々の考え方にも触れながら
暮らしと密着している学びを深め、
まずは“私の実生活”に活かしていくことができたら…、と思っています。
これからご一緒する皆様も、いろいろ教えてくださいね。


そして、もう一つ。
5月30日(月)~
新たに
ジブンのスタンダードをあげる!市民力アップ講座が始まり、こちらにも参加しています。

これも“貿易ゲーム”の時と一緒。
告知では良くわからなかったけど、
瀬戸市民じゃないけど、
豪華な講師陣のラインナップだったから!というのが8割。

お世話になっている柴田朋子さん
上述のかわのゆみこさん
そして、
読書会の主催者の前田恭子さん
(→6月1日から開催している柴田さんの「私の取説セミナー」の紹介ブログをリンクします。)

そんな動機だったのだけれども、
結果的には、とてもいいタイミングで
「なぜ、私はソーシャルを学ぼうと思ったのか?」
その理由を、より深く自分に問いかけるきっかけとなる講座に参加することができて
ラッキーだなあ!
と感じています。

この講座に関してましては、
主催者の湯浅亜紀さん→『市民力UP講座を開講しました
第1・2回の講師の柴田朋子さん→『「“市民力アップ”を市民が仕掛ける場」に第一走者として登壇しましたよ♪』
をご覧ください。

気軽に参加表明をし、
これからも楽しみだけれども、
どちらの講座からも“出された宿題”は、想像以上に重く…、
身が引き締まる思いがしています。

今日も長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。


【募集中です。M-cafe@名古屋(読書会)】

■6月17日(金)10:00~@名駅(残席 Part3(P68~)
■6月22日(水)9:30~@伏見(残席 Part5(P150~)

詳細は→コチラ 

今年度は娘の新生活と重なり、
冬物のクリーニングや衣替えなどが大幅に遅れています…(汗)

昨日、リサイクルショップに不要になった冬物衣料を出しに。
今は夏物衣料を受け付けているので、値段がつかなけど?
と言われ、持ち帰ってきてしまった…。
まだまだ、だよね~♪
と思っていた初めての家庭訪問も、もう来週(大汗)






0 件のコメント:

コメントを投稿